コルレス契約
読み方: | こるれすけいやく |
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英語: | Correspondent Agreement |
分類: | 外為実務 |
コルレス契約は、ある銀行が他の銀行との資金の仕向・被仕向の為替取引を行う場合に、予め諸条件を取り決める「銀行相互間の為替取引契約」をいいます。
通常、外国為替で使われる用語で、国内と海外の銀行間において、送金の支払委託や手形の取立依頼、信用状の授受、決済勘定などについて予め取決めたものを指します。また、相手先の銀行を「コルレス銀行」、コルレス銀行が開設している為替決済勘定を「コルレス勘定」と言います。
長年、日本の銀行は、主要通貨などに対して、海外の銀行とコルレス契約を結んで、相手先(コルレス銀行)に口座を開設し、外国為替業務の代行をしてもらっています。
<コルレス契約の契約事項例>
・各種送金の取組み及び支払い、各種取立為替の仕向け及び決済、信用状の開設及び通知などに関するもの
・上記の取引に伴う、両行間の債権・債務の決済方式に関するもの
・受信や与信に関わる信用限度額の設定に関するもの
・決済のためのコルレス勘定の開設に関するもの 他