振替債

読み方: ふりかえさい
分類: 債券区分

振替債は、券面を発行せずに、証券会社や銀行などの金融機関(口座管理機関)が振替口座簿により管理する債券をいいます。

ペーパーレス方式で処理され、債券の保有者が金融機関に開設した振替口座への保有額等の記録とその増減を処理することで取引(権利の移転等)が行われるもので、また取引後の受渡決済時に本券の移動を伴わないため、事務の省力化やコストの軽減、紛失・偽造の防止が図れます。

現在、社債等の振替に関する法律(現:社債、株式等の振替に関する法律)により、2003年1月以降に発行された国債は全て振替債となっています。また、2006年1月から一般債振替決済制度が開始されたことにより、国債以外の一般債も、振替債の形式で発行できるようになっています。

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