民間債

読み方: みんかんさい
分類: 債券区分

民間債は、民間企業(大手企業等)が債券市場で発行する債券の総称をいいます。これは、債券発行銀行が発行する「金融債」と、事業会社が発行する「事業債」に区分され、また後者の事業債に投資する際には、発行体によって信用度が大きく異なるので、格付機関の格付けで信用リスクをよく確認しておくことが必要です。

民間債の概要

なお、国内債券は、発行体の種類によって「公共債」と「民間債」に区分され、またその両方を合わせたものを「公社債」と言います。

金融債について

金融債は、法律で起債が認められている金融機関(債券発行銀行)が発行する債券をいい、大きく分けて「利付債」と「割引債」の二種類があります。

かつては、債券の流通市場において重要な地位を占めていましたが、バブル崩壊後の金融機関の再編の中で、債券発行銀行の大半が普通銀行に転換し、また1999年10月に普通銀行による普通社債の発行が解禁されたのに伴い、昨今では、発行が大きく減少しています。

事業債について

事業債は、「社債」とも呼ばれ、銀行等を含む事業会社が発行する債券をいい、大きく分けて「普通社債」と「新株予約権付社債」の二種類があります。

・普通社債:エクイティ絡みではない普通の社債
・新株予約権付社債:新株予約権の付いた社債

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