固定利付債
読み方: | こていりつきさい |
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英語: | Fixed coupon bond, Fixed rate bond |
分類: | 債券区分 |
固定利付債は、「確定利付債」とも呼ばれ、一定額の利子が定期的に支払われる債券をいいます。これは、発行者から見た場合、発行時の契約に基づいて年1回や年2回など、予め定められた一定額の利子を定期的に支払い、また満期償還時に額面金額で償還金を支払う債券を指します。
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固定利付債の特徴について
現在、債券市場(マーケット)で流通している債券の大部分は「固定利付債」で、償還までの間、表面利率(金利)が変わりません。一方で、固定利付債に対して、一定期間毎に金利を見直す利付債を「変動利付債」と言います。
一般に固定利付債は、長期の資産運用において、所定の時期に所定のキャッシュフローを得られるという特徴(利点)があるため、生命保険や年金基金などのように遠い将来にわたって資金計画を立てなくてはならない機関投資家にとって、有効な投資対象となっています。
固定利付債のリスクについて
固定利付債では、償還期日(満期)まで保有する場合、デフォルトリスク(信用リスク)を除けば、元本割れの問題はありません。
また、保有期間中においては、償還までの間、市場環境(金利情勢)によって、金利が上昇した場合、債券価格が値下がりするリスクがある一方で、金利が低下した場合、値上がり益を享受することができます。