キャピタルコール
英語: | Capital Call |
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分類: | ファンド |
キャピタルコール(Capital Call)は、投資ファンドが投資家に出資を求めること、およびその法的権利をいいます。
具体的には、プライベートエクイティファンドやインフラファンドなど流動性が低いファンドにおいて、組成時に投資対象を一括取得できない場合に、投資家に対して、予め定められた期間・出資上限の範囲内で、適宜、資金提供を求めることを指します。
一般に投資家が投資ファンドに出資を行う場合、その出資タイミングには、(1)設立時に全額を出資する、(2)予め定めれたスケジュールで分割して出資する、(3)ファンドから求められた段階で出資する、の3種類があります。
そして、この中で(3)の出資方式を「キャピタルコール方式」と言い、またファンドが投資資金の払い込みを投資家に要求することが「キャピタルコール」です。
◎キャピタルコール方式は、ファンド資金の無駄な滞留を防ぐことを目的としている。
◎実際のキャピタルコールは、各投資家のコミットメント額(出資約束金額)に応じて按分して行われるのが通例である。
◎ファンドの内部収益率は出資された後からの計算になるので、ファンド側としてもキャピタルコール方式が好まれる。