グリーンフィールド投資

読み方: ぐりーんふぃーるどとうし
英語: Greenfield investment
分類: 概念

グリーンフィールド投資は、外国に投資をする際に、新たに投資先国に法人を設立する形態の投資をいいます。

具体的には、外国(特に新興国・途上国等)において、今まで何も建設されていない、まっさらな土地の状態から、生産工場・オフィス建物・通信施設等の「ビジネス投資」や、発電所・水道施設・港湾施設・空港・鉄道等の「社会インフラ投資」などを行うことを指します。

※Green Field:緑の野原や未開発の土地

グリーンフィールド投資の概要

一般にグリーンフィールド投資は、何もない状態から事業を立ち上げるため、既存の権利関係等の制約がなく、また自由に事業ができる利点があり、さらに独占的な条件で事業を開始できることも多く、早期の高いリターンが見込めます。その一方で、建設工事の遅れや想定外の事態が発生するなどして、予定していた収益が安定的に上がるようになるまでに時間がかかるなどのリスクもあります。

なお、本用語は、元々は直接投資の世界で使われるようになったものですが、昨今では、インフラ投資などで「ブラウンフィールド投資」と共に、投資家目線で投資形態を大きく区分する際に使われることも多いです。

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