三空踏み上げ

【読み方:さんくうふみあげ、分類:酒田五法】

三空踏み上げは、上方向に陽線が4本連続し、各陽線の間に窓(空)を開けた形状をいいます。

酒田五法三空(同じ方向に空が3つ続けて出たもの)の一つで、上昇トレンドにおいて、買いが買いを呼んで大きく上昇した状態ですが、一方で強烈な買いが続いて急速に高くなる中で、買い勢力が段々と弱まると共に、売り勢力が現れるようになることから、相場の天井を暗示し、売りシグナルとなります。

三空踏み上げの例

一般に三空踏み上げは、順張りの活用法が多い酒田五法の中で、明確な逆張りという活用法となっており、実際に急騰の中で売り向かうのは、かなり恐怖感がありますが、時には勇気を出して勝負するのもありかと思います。

◎好材料などで買いが止まらない状況ではあるものの、それが3日続くと相場が反転することが多く、大きなリバウンド(反落)を狙えるチャンスとなる。

◎実際に売り向かうには、十分な資金と気持ちの余裕を持っていることが大切であり、また一度に資金を投入せず、数回に分けて分散させて投入した方がよい。

◎信用取引では、売り禁になる可能性のある銘柄は絶対に手を出してはいけない。また、売り禁になってから、最後の締め上げでやられることもある。

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