グリーンシート銘柄

読み方: ぐりーんしーとめいがら
分類: 銘柄

グリーンシート銘柄は、「気配公表銘柄」とも呼ばれ、その昔、グリーンシートで取引されていた銘柄をいいます。これは、店頭取扱有価証券、優先出資証券または投資証券のうち、証券会社が日本証券業協会に対して届出を行った上で、その証券会社が継続的に売り気配買い気配を提示していた銘柄を指しました。

また、本銘柄は、発行会社の特徴により、エマージング、オーディナリー、投信・SPCの3つに区分され、この区分は届出の際に証券会社が明示するものでした。

|エマージング|
証券会社による審査を行った結果、成長性を有する等により、本銘柄として適当であると判断された企業が発行する株式等を指定する銘柄区分。

|オーディナリー|
証券会社による審査を行った結果、本銘柄として適当であると判断された企業が発行する株式等を指定する銘柄区分。

|投信・SPC|
優先出資証券や投資証券のうち、証券会社において審査を行った結果、本銘柄として適当であると判断されたものを指定する銘柄区分。

<グリーンシートについて>

日本証券業協会が証券会社による非上場企業の株式等を公平・円滑に売買するために、1997年7月からスタートさせた制度(市場)。非上場企業への資金調達を円滑化し、また投資家の換金の場を確保する目的で、金融商品取引法の取引所市場とは異なったステータスで運営されていたが、時代の変遷の中で、2018年3月31日をもって廃止された。

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