真正売買

読み方: しんせいばいばい
分類: 不動産取引

真正売買は、土地や建物などの不動産取引において、本当に売買があったことをいいます。

主に不動産の流動化で使われる用語で、具体的には、オリジネーター(原資産保有者)からSPC(特別目的会社)等へ間違いなく不動産が譲渡されたことをいいます。

一般に不動産の譲渡には譲渡担保など真の売買ではない場合があり、そのような意図で売買された物件(資産)に対しては、譲渡者の倒産等に際して売買が否認されることがあるため、利害関係者は、オリジネーターからSPC等に本当に資産が譲渡され、正当に売買されたのかを確認する必要があります。

<具体的な確認ポイント>

・当事者の意思(不動産の買戻特約、修繕費負担の有無、リスク移転の程度など)
・譲渡価格の妥当性
・不動産の所有権移転登記
・5%ルール(オリジネーターがSPC等に対して5%以上出資しないこと)

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