ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)

読み方: にゅーよーくまーかんたいるとりひきじょ
英語名: New York Mercantile Exchange(NYMEX)
分類: 取引所(米国)

ニューヨーク・マーカンタイル取引所(ニューヨーク商業取引所)は、「NYMEX」とも呼ばれ、アメリカ合衆国のニューヨークにある、CMEグループの世界有数の商品先物取引所をいいます。これは、19世紀の中頃に組織された「街中の市場」が起源だとされ、1872年にマンハッタンの酪農商人達が集まって「ニューヨーク・バター・チーズ取引所」が組成され、しばらくして卵ビジネスが存在感を増したことから「ニューヨーク・バター・チーズ・卵取引所」に名称変更されました。その後、1882年にドライフルーツや缶詰、鶏肉などの取引が開始されたことから、現名称の「ニューヨーク・マーカンタイル取引所」へ変更されました。

そして、時は流れ、20世紀も終わりに近づいた1994年、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX:ナイメックス)は、ニューヨーク商品取引所(COMEX:Commodity Exchange)と合併し、COMEXはNYMEXの一部門となり、また2006年には、親会社の「NYMEX Holdings」はニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場しました。その後、2008年にNYMEX Holdingsが、シカゴに本拠のある世界屈指のデリバティブ取引所運営会社であるCMEグループに買収されたことから、以降、CMEグループの傘下となりました。(NYMEX Holdingsは上場廃止、CMEグループはNasdaqに上場)

現在、NYMEXは、CMEグループの中核となる部門(CMECBOT、NYMEX、COMEX)の一つで、原油や天然ガス、ガソリン、プラチナ、パラジウムなどが上場されている先物市場を運営し、特に原油先物のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は有名で、世界の指標原油の一つとなっています。また、取引方法については、かつては伝統的なオープンアウトクライの立ち会い取引が中心でしたが、現在はCMEの電子取引システムである「CME GLOBEX」が導入され、取引が電子化されています。(立ち合いは、2015年7月に廃止)