約定担保物権

読み方: やくじょうたんぽぶっけん
分類: 担保・保証

約定担保物権は、当事者の契約(合意)によって生ずる担保物権をいいます。

現在、日本の民法においては、「質権」と「抵当権」の二つがあり、物的担保(典型担保)として扱われます。また、担保物権とは、特定の物を債権担保に供することを目的とする物権をいいます。

※物件:特定の物を直接に支配する権利。

約定担保物権の概要

質権
債権者が、その債権の担保として、債務者または第三者から受け取った物(質物)を債務の弁済があるまで留置し、また弁済がない場合には、その質物について他の債権者を差し置いて優先弁済を受けることができる権利。

抵当権
債務が弁済されない場合に、担保物件の競売代金から優先的に弁済を受ける権利。

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