保証料
読み方: | ほしょうりょう |
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分類: | コスト |
保証料は、「ローン保証料」とも呼ばれ、個人が住宅ローンやカードローンなどを借りる際に、銀行等の金融機関が個人の保証人を取らない代わりに、金融機関系列の保証会社を付けることにより発生する手数料をいいます。これは、金融機関系列の保証会社に連帯保証の「保証人」になってもらうために支払うコストであり、その分は明らかに負担増になります。(住宅金融支援機構のフラット35や一部の民間住宅ローンなどには保証料なしのものもあり)
一般に保証料は、借入金額と返済期間によって異なり、通常、長期の返済になるほど高くなります。また、その支払方式には、借入時に一括で支払う「外枠方式」と、ローン金利に上乗せして分割で支払う「内枠方式」の二つがあります。なお、ローンが返済できなくなった場合、保証会社が代位弁済をしますが、実際には、ローン債務が金融機関から系列の保証会社に移るだけで、ローンの返済責任はなくならないのでご注意ください(保証会社の保証は、返済保険ではない)。
<保証会社による保証の仕組み>
(1)ローンを金融機関から借りる際に、系列の保証会社と「保証委託契約」を結び保証料を支払う。
(2)保証会社は借入人(債務者)の連帯保証人となり、ローン返済が一定期間以上滞った場合、いったん保証会社が債務者の代わりに、金融機関に返済を行う。
(3)その後、保証会社が債務者から債権の回収を行う。