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ソルベンシー・マージン比率

読み方: そるべんしーまーじんひりつ
英語: Solvency margin ratio
分類: 保険会社

ソルベンシー・マージン比率は、「支払余力比率」や「SM比率」とも呼ばれ、大災害や世界金融危機など、通常の予測を超えて発生するリスクに対応できる支払余力を保険会社が持っているかどうかを判断するための指標をいいます。

目次:コンテンツ構成

ソルベンシー・マージン比率の概要

ソルベンシー・マージン比率とは、通常の予測を超えるリスクに対して、保険会社において、どの程度の保険金の支払余力があるのかを示す指標をいいます。

ソルベンシー・マージンの構成

ソルベンシー・マージンは、「支払余力」を意味し、基金(資本金)や価格変動準備金、危険準備金、貸倒引当金、有価証券含み益、劣後ローンなどから構成されます。

リスクの算出

実際のリスクは、保険リスクや予定利率リスク、資産運用リスク、経営管理リスクなど、基本的に予想できる範囲を超える各種リスクを数値化して算出されます。

ソルベンシー・マージン比率の早期是正措置

現在、日本において、ソルベンシー・マージン比率の定義は、保険業法に定められており、その比率の区分に応じた早期是正措置が定められています。

これについては、保険会社の破綻を未然に防ぐことを目的として、本比率が200%未満の会社を金融庁の是正対象とし、(1)100%以上200%未満、(2)0%以上100%未満、(3)0%未満という区分に応じた命令が発せられ、その中で(3)の場合は、期限を付した業務の全部または一部の停止を命ぜられることとなっています。

ソルベンシー・マージン比率の認識

ソルベンシー・マージン比率は、保険会社の経営の健全度を示す指標の一つで、保険会社の保険金支払いリスクに対して、実際の支払能力(責任準備金を超えて保有する支払余力)がどの程度あるのかを示しており、かつては、本比率が200%を超えていれば安全と言われていました。

しかしながら、過去(1990年代後半)において、千代田生命や東京生命など、200%を越えていた保険会社の経営破綻が実際に発生したため、昨今では、本比率だけを捉えて健全性の全てを判断するのは妥当ではなく、他の経営面の指標も同時にチェックする必要があります。