Russell/Nomura 日本株インデックス

読み方: らっせるのむらにほんかぶいんでっくす
英語: Russell/Nomura Japan Index
分類: 株価指数(日本)

Russell/Nomura 日本株インデックス(ラッセルノムラ日本株インデックス)は、FTSE Russellと野村證券金融工学研究センターが共同開発した、日本の株式市場を投資スタイル別に分類したベンチマーク(スタイルインデックス)をいいます。

スタイルインデックスとは、投資スタイルの異なる運用者のパフォーマンスをそれぞれのスタイルに基づいて評価するためのベンチマーク(市場の各サブクラスを代表する指標)となっています。

目次:コンテンツ構成

Russell/Nomura 日本株インデックスの概要

Russell/Nomura 日本株インデックスは、日本にある証券取引所の全上場銘柄(普通株式)の内、浮動株調整時価総額上位98%の銘柄から構成される、広い市場カバレッジを持つ、浮動株時価総額加重方式の株価指数となっています。

また、全てのスタイルインデックスは、「Russell/Nomura Total Market インデックス」のサブインデックスとなっています。

Russell/Nomura 日本株インデックスの体系

Russell/Nomura 日本株インデックスの体系は、時価総額で分類される「サイズ別インデックス」と、PBRで分類される「Growth/Value(高PBRがGrowthインデックス、低PBRがValueインデックス)」の二つがあり、以下は「サイズ別インデックス」です。

Russell/Nomura Total Market インデックス:上位98%
・Russell/Nomura Large Cap インデックス:上位85%
・Russell/Nomura Small Cap インデックス:下位15%
・Russell/Nomura Top Cap インデックス:上位50%
・Russell/Nomura Mid Cap インデックス:中位35%
・Russell/Nomura Mid-Small Cap インデックス:下位50%
・Russell/Nomura Small Cap Core インデックス:上位約2/3
・Russell/Nomura Micro Cap インデックス:下位約1/3
Russell/Nomura Prime インデックス:上位1000銘柄

Russell/Nomura 日本株インデックスの主な特徴

Russell/Nomura 日本株インデックスは、多くの投資家において、投資政策や資産配分の策定、運用機関構成の策定、運用ベンチマーク、ポートフォリオ管理、パフォーマンス評価、リスク管理などに利用されており、以下のような特徴があります。

・全市場の上場銘柄を対象としており、日本株市場全体を反映
・広い市場カバレッジを持つ、浮動株時価総額加重平均方式の株価指数
・安定持株比率を考慮し、実際に投資可能な市場を反映
・Large/SmallやValue/Growthの投資スタイル別のサブインデックスを持つ
・構成銘柄は明確な定義に基づき定量的に選定される
・構成銘柄の見直しは、年に一度実施する

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