債券店頭オプション取引
読み方: | さいけんてんとうおぷしょんとりひき |
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英語: | OTC Bond Options |
分類: | オプション |
債券店頭オプション取引は、債券のオプション取引の一種で、選択権付債券売買のことをいいます(1989年4月27日に解禁)。
金融商品取引所を通さず、証券会社などの店頭市場で相対取引により売買される店頭オプションで、取引期間内(契約日から1年3カ月以内)であれば、対象債券、売買数量、種別(コ-ルまたはプット)、行使価格、満期日、型式(アメリカンまたはヨーロピアン)などの取引内容を当事者間で自由に取り決めることができます。
また、オーダーメイド的な性格を有していることから、バリア・オプションやアベレージ・オプション、ルックバック・オプションなど、投資家の目的に応じた特殊な仕組みのエキゾチック・オプションも取引されています。
◎オプションの保有者(買い方)が権利行使をする場合には、付与者(売り方)に対して、対象となっている債券の受渡日を通知する。
◎オプションの権利行使期間内に権利行使がなされなかった場合には、権利は失効する。
なお、債券店頭オプション取引は、債券売買取引の一形態と位置付けられているため、金融商品取引法上の店頭デリバティブには該当しません。