経過利息/経過利子

読み方: けいかりそく/けいかりし
英語名: Accrued interest
分類: 経過利子

経過利息(経過利子)は、債券取引においては、利付債を利払いと利払いの間に売買する際に、買い手が売り手に対して支払う、前回利払日の翌日から受渡日までの利息のことをいいます。これは、債券の売買価格には含まれておらず、この時の売買価格を「裸値段」と言い、また経過利息を含めた売買価格を「利含み値段」と言います。

なお、経過利息は、住宅ローンにおいては、繰上返済時にかかるもので、借入残高に対して、前回約定返済日の翌日から繰上返済日までの経過日数に約定利率を乗じて計算した利息を指します。

経過利息(経過利子)の概念

経過利息(経過利子)は、利付債では利払方法が後払いであることから、債券の売り手に対しては、前回の利払日の翌日から受渡日まで債券を保有しているにも関わらず、利払日が未到来のために受け取れなかった利息(=受け取る権利のある日数分の利息)のことを指します。

一方で、債券の買い手に対しては、利払いと利払いの間に債券を購入したにも関わらず、次回の利払日には、前回利払日の翌日以降の全ての利息を受け取ることができ、本来保有していなかった期間の利息(=受け取る権利のない日数分の利息)のことを指します。

債券の経過利息

経過利息(経過利子)の仕組み

経過利息(経過利子)は、債券取引において、買い手と売り手が利息の受け取り面で公平になるように調整するものです。

具体的には、利付債を売買する際に受渡日がその債券の利払日と異なる場合には、買い手は、前回利払日の翌日から受渡日までの日数(経過日数)に対して、日割りで計算された利息相当分を売り手に支払うという仕組みになっています。

例えば、年に一回、5万円の利息が付く利付債を、前回の利払いから一年間(365日)のうち150日過ぎたところで売買する場合には、経過利息は5万円×150日÷365日=2万548円となります。