株式益回り

読み方: かぶしきえきまわり
英語: Stock yield
分類: 財務分析

株式益回りは、「株式益利回り」とも呼ばれ、1株当たり純利益(1株当たり税引利益)を株価で割ったものをいいます。これは、株価収益率(PER)の逆数(1/PER)となっており、株式投資に利回りの概念を取り入れたものです。

例えば、PERが25倍であれば、益回りは4%に、またPER50倍であれば、益回りは2%になります。

株式益回りの計算式

◎株式益回りは、株価水準と1株当たり純利益を比較する点では、PERと同じ発想だが、金利水準との比較を目的としているため、逆数となっている。

◎通常、PERが低いほど、株価が割安とされるのに対して、株式益回りが高いほど、株価が割安とされる。

なお、長期金利(長期国債の利回り)から株式益回り(東証一部予想ベース)を差し引いた「イールドスプレッド」や、長期金利を株式益回りで割った「イールドレシオ」などで、株式相場の割安感や割高感を判断したりする場合にも本指標(株式益回り)は使われます。

・イールドスプレッドが小さい(大きい):株式相場は割安(割高)
・イールドレシオが低い(高い):株式相場は割安(割高)

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