りそな信託銀行

りそな信託銀行は、2002年10月から2009年3月まで、日本に存在した、りそなグループ信託銀行です。

2001年12月に大和銀行(現・りそな銀行)の子会社「大和銀信託銀行」として設立され、2002年10月に「りそな信託銀行」に商号変更されました。その後、2009年4月にりそな銀行に吸収合併され、元の形態に戻りました。

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りそな信託銀行の概要(現在はりそな銀行)

りそな信託銀行(Resona Trust & Banking Company, Limited)は、東京都千代田区大手町に本社を置いた、年金・法人信託業務に特化した、りそなホールディングス子会社の信託銀行でした。

2001年に法人向けの企業年金業務で圧倒的な強さを誇っていた大和銀行が、他の金融グループに合わせる形で信託部門の一部を分社化したもので、営業当時、税制適格退職年金制度と総合設立厚生年金基金の総幹事数で国内トップクラスでした。

なお、りそな信託銀行は、営業当時、ホールセール専門だったため、個人口座は存在しませんでした。

●年金業務

確定給付年金、適格退職年金、厚生年金基金、確定給付企業年金、確定拠出年金、年金特定(金銭)信託、年金関連業務(各種)

●法人信託業務

単独運用指定金銭信託、ファンドトラスト、金庫株信託、特定(金銭/金外)信託、証券投資信託、有価証券の信託、包括信託、国内常任代理人

※分社化当時、みずほ信託銀行、さくら信託銀行、三和信託銀行、東京信託銀行などのホールセール専門の信託銀行があった。

りそな信託銀行の沿革(2002年10月-2009年3月)

りそな信託銀行は、21世紀のほんの一時(2002年10月-2009年3月)、信託銀行の一つとして知られていました。

・2001年12月:大和銀信託銀行が大和銀行の子会社として設立
・2002年02月:大和銀信託銀行が大和銀ホールディングスの子会社となる
・2002年03月:大和銀ホールディングスは株式交換によりあさひ銀行と経営統合
・2002年10月:大和銀ホールディングスが「りそなホールディングス」に商号変更。あさひ信託銀行が一部業務を大和銀信託銀行に譲渡した上で大和銀行に合併。大和銀信託銀行が「りそな信託銀行」に商号変更
・2005年03月:グループへの統合効果を図るため、資本受入先※から株式を買戻し、りそな信託銀行がりそなホールディングスの完全子会社に戻る
・2009年04月:りそな銀行がりそな信託銀行を吸収合併

※信託業代理や資本金積増のため、一時、地方銀行や仏系大手金融機関クレディ・アグリコルから資本を受け入れ、りそなホールディングスの持株比率は80%弱となっていた。

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