Buy the rumor, sell the fact

和訳: 噂で買って事実で売れ
分類: 格言

Buy the rumor, sell the fact(バイ・ザ・ルーマー、セル・ザ・ファクト)は、日本語では「噂で買って事実で売れ」と訳されます。これは、相場の先取り性を説いた格言で、買い材料の噂が出た段階で買って、事実として公表された段階で売った方が良いという意味になっています。

一般に相場は、事実よりも先に噂や思惑、期待で動くものなので、事実として公表された段階では既に織り込み済みとなっており、本格言は、そういった特色を反映して作られました。例えば、ある銘柄で、期待されていた好決算が公表されたにもかかわらず、株価が急落したというのは特に珍しいことではありません。

実際、マーケットでは、噂をもとにした将来の利益獲得を目指した動きは普通であり、事実が公表されるまで売買が盛り上がってエネルギーが蓄えられ、そして公表時にエネルギーが一気に発散され(反対売買が一斉に行われ)、一定期間続いた「値動きと売買高のある相場」が終わるということはよくあります。

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