売り圧力

読み方: うりあつりょく
分類: 商い

売り圧力は、マーケット(市場)において、売り方の勢いや売りの注文量の程度をいいます。

株式や債券、外国為替、コモディティ、暗号資産などマーケット全般で使われる用語で、市場での売りと買いを比較して、相対的に売りの方が強い場合は「売り圧力が強い」、また相対的に売りの方が弱い場合は「売り圧力が弱い」と言います。

一方で、売り圧力に対して、買い方の勢いや買いの注文量の程度を「買い圧力」と言います。

一般に市場全体もしくは個別銘柄において、「売り圧力>買い圧力」の時は、相場が下落することが多く、「売り圧力<買い圧力」の時は、相場が上昇することが多く、また「売り圧力=買い圧力」の時は、保ち合い(横ばい)になることが多く、時間の流れの中で絶えず変わっていきます。

<本用語の使用例>

・国債利回りの上昇による米ドルへの売り圧力が弱まる可能性がある
・財政ファイナンスとの認識が高まり、市場への国債の売り圧力は余計に強まるだろう
・国内の景況感が悪化すれば、経済正常化の遅れを懸念した売り圧力が高まる可能性がある

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