セーフ・ハーバー・ルール

英語名: Safe Harbor Rule
分類: 会社・経営|米国

セーフ・ハーバー・ルール(Safe Harbor Rule)は、予め定められた一定のルールのもとで行動する限り、違法ないし違反にならないとされる範囲のことをいいます。これは、直訳すれば「安全港規定」を意味し、船が安全な港にいる限り、海難を避けられることに由来するもので、現在、米国で積極的に活用されています。例えば、税務上で寄付行為とみなされない範囲や、適法な自己株式の取得ルールなどが該当します。

一般に企業活動において、ある行為を包括的に規制する際に適法かどうかの基準が明確でないと、当該行為を行おうとする企業は予想できない責任を避けるために、適法な行為だったとしても違法と判断される可能性が少しでもある場合、当該行為を避けるようになってしまいます。このような事態を回避するために、包括的規制において、セーフ・ハーバー・ルールとして、適法な行為を予め類型化して示すことで、法的な安定性を高めています。なお、米国では、本ルールの裁判での援用も可能とされています。