EMS

読み方: いーえむえす
分類: 略語

EMSは、金融や経済、ビジネスなどにおいて、多くの略語として使われています。

現在、その代表的なものとして、Electronics Manufacturing Services(電子機器の受託生産)、Engine Management System(自動車の電子制御装置)、Express Mail Service(国際スピード郵便)、Environmental Management System(環境マネジメントシステム)、European Monetary System(欧州通貨制度)などが挙げられます。

目次:コンテンツ構成

EMS(電子機器の受託生産)

EMSは、"Electronics Manufacturing Services"の略で、日本語では「電子機器受託製造サービス」とも呼ばれ、電子機器の受託生産を行うサービス、およびその受注生産を行う企業をいいます。

受託する業務内容によって、設計は発注元が行い、生産のみを受託する「OEM」と、設計も含めて受託する「ODM」の二つに大別されます。

EMS(自動車の電子制御装置)

EMSは、"Engine Management System"の略で、自動車エンジンの電子制御装置をいいます。これは、燃料噴射量や点火時期などを制御し、エンジンの効率化や高出力化を図る役割を担っています。

EMS(国際スピード郵便)

EMSは、"Express Mail Service"の略で、世界120以上の国や地域に、30kgまでの書類や荷物を安心・簡単・便利に送れる、国際郵便で最速のサービスをいいます。これは、日本国内では、日本郵便が取り扱っています。

EMS(環境マネジメントシステム)

EMSは、"Environmental Management System"の略で、日本語で「環境マネジメントシステム」とも呼ばれ、環境方針で策定した内容を達成するための環境管理活動を推進するシステムをいいます。

環境管理のための事業所や工場などの体制・手続き等であり、日本産業標準調査会のHPでは、「全体的なマネジメントシステムの一部で、環境方針を作成し、実施し、達成し、見直しかつ維持するための、組織の体制、計画活動、責任、慣行、手順、プロセス及び資源を含むもの」と説明されています。

EMS(欧州通貨制度)

EMSは、"European Monetary System"の略で、日本語で「欧州通貨制度」とも呼ばれ、1979年から1999年まで使われた、欧州統合の進展に際し、金融通貨面での安定を図るための枠組み(システム)をいいます。

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