TLTRO

読み方: てるとろ
英語名: Targeted Longer-Term Refinancing Operations
分類: EU

TLTROは、"Targeted Longer-Term Refinancing Operations"の略で、2014-2016年に欧州中央銀行(ECB)が実施した、貸出条件付きの流動性供給オペのことをいいます。これは、ユーロ圏の銀行による実体経済への融資を促進するため、銀行に超低金利(政策金利に0.1%上乗せ)で最長4年の資金を貸し出したものです。

なお、ECBは、その後も、2016年3月に追加金融緩和策の一つとして、政策金利の引下げ、資産購入プログラムの拡大と共に、流動性供給オペの第二弾となる「TLTRO2」を導入しました。

TLTROの対象

TLTROは、ECBが実施した「貸出条件付きの流動性供給オペ(的を絞った長期資金供給オペ)」で、当時、ECBの資金にアクセスできる、ユーロ圏の銀行全てが対象となっていました。また、単独ではアクセスできる資格を備えていない銀行でも、資格を有する一銀行を柱としたグループを通じて借り入れができました。

TLTROの実施

第1段階(2014年9月と12月に実施)のオペでは、2014年4月30日時点のユーロ圏の民間非金融部門への貸出残高から住宅ローンを除いた額の7%相当を上限として借り入れができました(当初予定総額は4,000億ユーロ)。また、第2段階(2015年3月から2016年6月まで四半期毎に実施)のオペでは、ユーロ圏の民間非金融部門への純貸出から住宅ローンを除いた額の最大3倍までの追加調達ができました。

TLTRO2の実施

2016年6月・9月・12月、2017年3月の計4回のオペが実施され、住宅ローン等の残高を除く適格ローン残高の30%まで、ECBから借り入れができました。その際の適用金利については、各オペレーション時点の主要リファイナンスオペレーション金利が適用されましたが、適格ローンの貸出額が各金融機関毎に定められたベンチマークを上回った場合は、預金ファシリティ金利と同水準まで優遇されました。