経済政策不確実性指数

読み方: けいざいせいさくふかくじつせいしすう
分類: 経済関連

経済政策不確実性指数は、経済政策の影響による先行き不透明感を示す指標をいいます。

スタンフォード大学のニック・ブルーム教授らが中心となって開発されたもので、経済政策の不確実性に関する新聞記事の数、先(将来的)に控える税制の変更による金額的影響度、エコノミストによる経済予想のバラツキ度合いの三項目から構成され、先行きの不透明感(不確実性)を示すものとなっています。

一般に米国の経済政策不確実性指数は、経済・経済的、不確実性・不確実な、政策、立法、赤字、規制、議会、連邦準備、ホワイトハウスなどのキーワードでスクリーニングをかけ、「経済」と「不確実性」と「政策」の3つのキーワードが含まれる記事を全米の1800余りの新聞から数えて算出され、その仕組みは非常にシンブルですが、実際に話題になる時は重なる新聞記事の集積が「世間が抱く不確実性の鏡」となります。

なお、本指数と同様なものは、米国だけでなく、ドイツや英国、フランス、イタリア、スペイン、カナダ、日本などでも算出されています。

<日本の政策不確実性指数について>

国際通貨基金アジア太平洋局と経済産業研究所による国際共同研究「日本の政策不確実性」から得られた成果で、政策をめぐる不確実性や政策との係わりで高まる経済の先行き不透明性を定量化するために作られた指標となっている。

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