認知バイアス

読み方: にんちばいあす
英語: Cognitive bias
分類: 行動経済学

認知バイアスは、自分の先入観や願望、これまでの経験、周囲の環境といった要因により論理的な思考が妨げられ、不合理な判断や選択をしてしまう心理現象をいいます。

認知心理学や社会心理学での様々な観察者効果の一種であり、基本的には、統計学的な誤り、社会的な帰属の誤り、記憶の誤りなど、人が犯しやすい問題であるとされます。

一般に認知バイアスには、下記のような様々な種類があり、それぞれの現象によって、人が取る行動(不合理な判断や選択)が変わり、一方でその現象を客観的に理解することで回避できることもあります。

なお、認知バイアスは、心理学の他に、行動経済学(行動ファイナンス)でも一部の現象が用いられています。

|確証バイアス|
自分に都合の良い情報ばかりを集めてしまう現象。

|正常性バイアス|
自分に都合の悪い情報を無視してしまう現象。

|後知恵バイアス|
物事が起きた後に「予測が可能だった」と錯覚してしまう現象。

|自己奉仕バイアス|
成功した時は「自分のおかげ」、失敗した時は「他人や環境のせい」と思ってしまう現象。

|内集団バイアス|
自分の属している集団が他と比べて優れていると思い込んでしまう現象。

|偽の合意効果|
自分の考えが世間一般と同じであると思い込んでしまう現象。

|ダニング=クルーガー効果|
自分のことを実際より美化したり、過大評価したりしてしまう現象。

|ツァイガルニク効果|
完成されたものよりも途中で終わったものの方が、強く印象に残りやすくなる現象。

コンコルド効果
これまでに行った投資を惜しみ、今後も損失が出るにも関わらず投資をやめられない現象。

アンカリング
先に得た情報によって、後の選択が変わってしまう現象。投資においては、最初に提示された特定の情報を偏重して投資判断をしてしまうこと。

プロスペクト理論
投資家が利益を得るよりも損失の回避を優先しようとする現象。