非市場経済国

非市場経済国は、政府が為替相場や生産活動などを統制している国をいいます。

世界貿易機関（WTO）協定において、市場経済国と対比する概念で、市場経済が未発達な国が該当し、また貿易相手国が認定した場合、反ダンピング課税などの対抗措置を取りやすくなります。

なお、市場経済とは、資本主義経済の根幹をなすもので、個々の経済主体が自由に経済活動を行い、財やサービスの需要と供給は市場メガニズムによって調整される経済制度をいいます。