歩留まり率

読み方: ぶどまりりつ
分類: 製造

歩留まり率は、単に「歩留まり」とも呼ばれ、主に生産過程において、原料や素材の投入量から期待される生産量に対して、実際に得られた生産量の比率(割合)をいいます。

具体的には、工場での製造・加工に際して、実際に使用した原料に対する製品の出来高の割合や、家畜・魚類・野菜類・穀類等で食用にできる部分の全体に対する割合などを示すもので、生産性や効率性の優劣を測る一つの目安となります。

一般に工業製品の多くは、製造ラインの作業面における人的ミスや機械のトラブル、技術的な限界などにより、一定の割合で不良品(基準以下の不合格品も含む)が発生します。そして、この歩留まり率が低いと製造コストの無駄が大きくなるため、企業収益を圧迫する一つの要因となります。

それゆえ、製造現場において、使用原料(素材)や製造技術の改善は常に大きな課題となっています。

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