白金族元素(PGM)

読み方: はっきんぞくげんそ
英語: Platinum Group Metal(PGM)
分類: 貴金属

白金族元素(PGM)は、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(プラチナ:Pt)の6元素の総称をいいます。

周期表の第8・9・10族に属する元素のうち、鉄族の3元素を除いたもので、諸性質の類似性(化学的性質)については、周期表の縦方向の元素間(RuとOs、RhとIr、PdとPt)の方が高いです。

一般に白金族元素(PGM)は、代表的な遷移元素群であり、単体はいずれも銀白色の貴金属で融点が高く、また酸化や腐食を受けにくいといった特色があります(各種の化学反応の触媒として用いられることが多い)。

なお、地殻中の存在度(分量)は極めて低く、通常は互いに混じり合った合金(イリドスミンやプラチニリジウムなど)として産出されることが多いです。

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