株券等貸借取引

読み方: かぶけんとうたいしゃくとりひき
英語: Stock lending
分類: 株式取引

株券等貸借取引は、「ストックレンディング」とも呼ばれ、株券等を貸し借りする取引をいいます。これは、借り手が貸借料を支払って貸し手より株券等を借入れ、予め決められた期間を経た後、対象銘柄と同種・同等・同量の株券等を返還する消費貸借取引で、借入者が貸出者に担保を差し入れる場合と差し入れない場合とがあります。

また、一部の証券会社等では、通常の株券等貸借取引に、基準価格で貸借対象株券等を買い取る権利(特約)を付与した「特約付株券等貸借取引」なども行っています。

<株券等貸借取引の定義(現在)>

日本証券業協会では、2010年に「株券等の貸借取引の取扱いに関する規則」の一部改正を行い、その定義を以下のように改正した。

「当事者のいずれか一方(貸出者)が他方(借入者)に株券等を貸し出し、合意された期間を経た後、借入者が貸出者に、株券等(新株予約権証券及び新株予約権付社債券を除く)については、対象銘柄と同種、同等、同量の株券等を、新株予約権証券又は新株予約権付社債券については、対象銘柄と同種、同量の新株予約権証券又は新株予約権付社債券を返還する株券等、新株予約権証券及び新株予約権付社債券の消費貸借取引をいう」

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