呼び値(呼値)

読み方: よびね
分類: 株価

呼び値(呼値)は、取引所(市場)において、注文できる値段、および注文できる最小の値幅(刻み幅)をいいます。

主に株式や債券、先物・オプションなどで使われる用語で、またいくらで買うという場合を「買呼値(買い呼び値)」、いくらで売るという場合を「売呼値(売り呼び値)」と言います。

一般に金融商品取引所(証券取引所)などでは、呼び値の刻み幅が取扱商品の価格帯によって決められています。また、相場が急激に変動(上下)し、市場が混乱することを防ぐために、1日の相場の値動きの幅を基準値段(前日の終値等)から上下一定範囲に制限するものを「値幅制限」と言います。

<東京証券取引所の株式(内国株)の呼値>

値段の水準:TOPIX100構成銘柄|その他の銘柄

・1,000円以下:0.1円|1円
・3,000円以下:0.5円|1円
・5,000円以下:1円|5円
・1万円以下:1円|10円
・3万円以下:5円|10円
・5万円以下:10円|50円
・10万円以下:10円|100円
・30万円以下:50円|100円
・50万円以下:100円|500円
・100万円以下:100円|1,000円
・300万円以下:500円|1,000円
・500万円以下:1,000円|5,000円
・1,000万円以下:1,000円|10,000円
・3,000万円以下:5,000円|10,000円
・5,000万円以下:10,000円|50,000円
・5,000万円超:10,000円|100,000円

※東京証券取引所および名古屋証券取引所に上場するTOPIX100構成銘柄の呼値単位は、通常の銘柄(その他の銘柄)よりも小さくなっている。

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