政府預金

読み方: せいふよきん
分類: 概念

政府預金は、日本銀行に設けられた、国(政府)の預金をいいます。これは、国庫金の統一的かつ効率的な運用を図る観点から、日本銀行の本店のみに設置されています。そのため、日本銀行の支店、代理店及び歳入代理店において受払された国庫金は、事後的に本店に付け替え、政府預金に計上する仕組みとなっています。

現在、政府預金は、日本銀行国庫金取扱規程第5条等の規定により、その性格に応じて、「当座預金」、「別口預金」、「指定預金」、「小額紙幣引換準備預金」の四種類に区分されており、また指定預金のうちの国内指定預金を除き、無利子となっています。

●当座預金(当座預金勘定)

政府預金の中心をなすもので、国庫金の受払のうち、国庫内振替収支を除く現金による全ての受払が計上される預金。

●別口預金(別口預金勘定)

国庫金として払い込まれた代用納付証券や日本銀行が受払を行った貨幣(硬貨)等を当座預金から組み替え、別計理するための預金。

●指定預金(指定預金勘定)

財務大臣がその運用方法・条件または利子等の特定の条件を指定した預金。制度上、国内指定預金、在外指定預金、外貨指定預金の3種類があるが、このうち、現在受払があるのは国内指定預金のみ。

iFinancial TV