自動移換

読み方: じどういかん
分類: 仕組み

自動移換は、「強制移換」とも呼ばれ、企業型確定拠出年金(企業型年金)において、自動的(強制的)に移換されることをいいます。

具体的には、企業型年金に個人別管理資産がある人が、退職または企業型年金の終了等により加入者資格を喪失した場合、その資産を個人型または他の企業型の確定拠出年金に移換するか、あるいは脱退一時金の請求手続きを6カ月以内に行わないと、その資産が現金化されて国民年金基金連合会に自動的に移換されることを指します。

<自動移換になった場合のデメリット>

・特定運営管理機関等の手数料が資産から控除され、資産が目減りする
・加入者でも運用指図者でもない自動移換者となり、その間は運用することができない
・老齢・障害給付金(年金または一時金)が受け取れない(給付を受けるためには、個人型年金または企業型年金に移換が必要)
・自動移換の期間は、確定拠出年金の通算加入者等期間とみなされないため、受給開始の時期が遅くなる場合がある

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