商号変更

商号変更は、会社の名称である商号を変更することをいいます。これは、定款変更に関する事項であるため、株主総会を開催して「商号変更の承認（特別決議）」を取り、株主総会議事録を作成する必要があります。また、法的な手続きについては、所定の登記書類を作成し、所管の法務局で登記申請をしなければなりません。

目次：コンテンツ構成

• 商号について
• 上場企業の商号変更について

商号について

商号とは、商人が営業上自己を表示するために用いる名称のことであり、その性格上、文字で表示でき、かつ発音できるものであることを要し、単なる記号や図形では不可となっています。

上場企業の商号変更について

上場企業において、商号変更が行われるケースとしては、合併や株式移転、株式交換など以外に、パナソニック（旧：松下電器産業）やLIXIL（旧：住生活グループ）などのように、ブランド戦略の一環として行われることもあります。

なお、上場企業の保有株が商号変更となっても、証券保管振替機構で電子的に管理されているため、株主の方の手続きは特に不要となっています。