最高経営責任者(CEO)

読み方: さいこうけいえいせきにんしゃ
英語: Chief Exective Officer(CEO)
分類: 組織/役員

最高経営責任者は、「CEO(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー)」とも呼ばれ、企業の経営上の意思決定で最高の責任を持つ者(役員)をいいます。

企業マネジメントの組織上の呼称の一つで、米国型企業において、経営実務に関する責任と権限を有するトップマネジメント担当者であり、企業戦略の策定や経営方針の決定といった長期的な経営事項に関わる責任を負います。また、最高経営責任者(CEO)の下には、最高執行責任者(COO)最高財務責任者(CFO)といった責任者が置かれることもあり、責任範囲が明確になっています。

一般に米国型企業のコーポレートガバナンスでは、企業の所有と経営を分離して考え、株主(所有者)を代理する取締役会が業務執行を行う執行役員を任命・監督するという形態となっています。

この中で、CEOは執行役員のトップであり、経営方針を決定する際の最高責任者となっており、通常、その権限は非常に大きく、業績(成果)を上げられれば莫大な報酬を得られる一方、成果を上げられないと判断されると、すぐに解任させられることも多いです。また、その経営判断については、取締役会で随時チェックされることになります。

なお、CEOは、元来、社長会長とは異なる概念であり、米国型企業では、CEOとは別に社長や会長がいる場合もありますが、実際には、取締役会会長とCEOを同一人物が兼務するケースも多いです。

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