モーダルシフト

英語名: Modal shift
分類: 日本経済|概念

モーダルシフトは、モノや人などの交通・輸送手段の方式(モード)を転換(シフト)することをいいます。これは、貨物においては、首都圏や関西圏、九州圏などの長距離幹線輸送を、トラックから大量輸送機関である鉄道(貨物列車)や船舶(内航船・フェリー等)へ輸送の軸足を移すことなどを指し、また旅客においては、自家用車から鉄道・バス・LRT等の公共交通機関へ軸足を移すことなどを指します。現在、日本においては、国土交通省などが環境負荷の軽減や労働力問題(ドライバー不足)の解決などを目的に推進しており、また環境面の効果としては、1トンの荷物を1キロメートル運ぶ際に排出される二酸化炭素は鉄道がトラックの約9分の1、船舶がトラックの約5分の1とされます。

一般に貨物輸送において、鉄道や船舶は大量輸送が可能なため、単位輸送量当たりの人員がトラックよりも少なくて済みますが、一方で鉄道や船舶は、荷物の積み下ろしができる場所が貨物駅や港湾に限られているという制約(デメリット)があります。それに加えて、鉄道は決められた運行ダイヤに従って貨物列車を走らせる必要があるほか、内航海運は航路が限られているなど、トラックと比べて日々の荷物の増減や送付先に柔軟に対応するのが難しく、推進するのには解決すべき課題も残っています。