官邸主導

読み方: かんていしゅどう
分類: 日本経済|政治

官邸主導は、「首相主導」とも呼ばれ、内閣総理大臣(首相)の執務の拠点である首相官邸において、内閣を主たる権力基盤として行う政策運営や政策決定のあり方などをいいます。これは、首相を中心とした側近やブレーンが中心となって、政策立案や予算案作成、官僚人事などを実施していこうとするもので、21世紀になって小泉内閣や安倍内閣などで見られました。

一般に官邸主導は、霞が関の官僚が原案を作成し、国会提出前に政権与党の了承を得るという事前審査が慣例だった「官僚主導」や、政治家がリーダーシップを発揮し、官僚をリードして政策を決断・実行するという「政治主導」に対する概念で、通常、政権与党内において、首相の権力基盤が非常に強固な場合に実行することができます。この場合、官僚や政権与党は、力関係の上で官邸より弱いため、官邸の上からの決定に従うことになります(官僚や党内に不満がたまることもあり)。

なお、首相の権力基盤が大きく揺らぐ(弱まる)と、政権与党の力が相対的に増して官邸主導が難しくなるほか、時には権力闘争で首相降ろしが発生することもあります。