デット・シーリング

英語名: Debt ceiling
分類: 世界経済|米国

デット・シーリングは、「デットリミット」や「連邦政府債務上限」とも呼ばれ、アメリカ合衆国において、連邦債務(米国債)の上限額のことをいいます。これは、リバティボンド法(Liberty Bond Act)で債務残高の上限額が定められているもので、現在、連邦政府は本枠を超えての新たな借入を行うことができません。そのため、債務残高が上限額に達した場合、新たな借入を行うためには、議会による上限引上げの立法措置が必要となります。

一般にデットシーリングの引上げは、単独の法案として審議することも可能ですが、予算案とセットにして審議されることが多いです(上限額の引上げの遅れは、デフォルトリスクを高める)。昨今では、議会はデットシーリングを人質にして、予算や他の法案で連邦政府に譲歩を迫る戦術を採ることもあります。なお、連邦債務が上限に達した場合、財務省は、公務員退職年金や公的機関向けの特別な国債の発行停止、対象外の債券への置換などの「異例の措置(裏ワザ)」を使って、しばらくの間は資金繰りを続けることができます。