単一破綻処理委員会（SRB）

単一破綻処理委員会（SRB）は、2015年1月に発足した、ユーロ圏の銀行破綻処理を担う公的機関をいいます。

現在、委員長と4人の指名されたメンバー、および全参加国の破綻処理当局の代表で構成されており、2016年1月から本格始動させた「単一破綻処理メカニズム（SRM：Single Resolution Mechanism）」で中心的役割を担います。

具体的には、域内の主要銀行等が経営難に陥った場合に破綻処理手続きの開始や処理の手法などを判断します。

＜単一破綻処理メカニズム（SRM）について＞

「単一監督メカニズム（SSM：Single Supervisory Mechanism）」と並び、銀行同盟の柱の一つを構成し、銀行の倒産等の危機の際に迅速で効率的な意思決定と破綻処理を行い、他の国々への伝播を防ぐことを目的としており、域内の金融への悪影響を最小限に抑えることができる。