インフラファンド

読み方: いんふらふぁんど
分類: 金融業務|ファンド

インフラファンドは、投資家から資金を集めて、道路や発電所、鉄道、空港、港湾などの社会資本(インフラ)に投資する金融商品(ファンド)をいいます。通常、ファンドの運営にあたっては、投資家からの出資金銀行からの借入金を元手に、欧米や新興国でインフラを新設(建設段階から投資)したり、既存インフラを購入したり、インフラの運営会社の株式を取得したりするほか、インフラ関連企業の株式に投資する場合もあります。現在、その種類については、年金基金などの機関投資家から資金を募る私募ファンドの他に、取引所※に上場しているファンドもあります。また、ファンドの運営会社は、主に世界の大手金融機関で、例えば、ゴールドマンサックス(米)やマッコーリー(豪)などが挙げられます。

一般にインフラ事業は、需要が景気変動に左右されにくいため、投資家にとっては、安定した配当収入が期待できる一方で、運営会社にとっては、実物資産を裏付けとしているため、手堅い現金収入を確実に見込むことができます。例えば、発電所なら売電、道路や鉄道なら利用料と、施設(インフラ)の運営で得られる収入を投資家への配当原資に充てるのが特徴となっています。また、期待利回りは、投資対象や地域で異なり、通常は年7~10%台ですが、新興国では20%超の運用利回りを目指すファンドもあります。近年、世界的にインフラ整備が加速する中、また国や自治体が財政負担の軽減が見込める民間資金に注目する中、インフラ市場の成長性や安定した利回りを期待して、世界の投資資金が社会基盤の整備や運営を担うインフラファンドに流入しています。

※日本においては、東京証券取引所が2015年4月に「東証インフラファンド市場」を創設。