ファイナンスリース

英語名: Finance Lease
分類: 金融業務|金融サービス

ファイナンスリースは、リース取引の一形態で、通常の賃貸借やレンタルなどのように、既に貸手(リース会社)が保有しているものから借手(ユーザー)が選んで借りるのではなく、ユーザーが選んだものをリース会社がユーザーに代わって購入し、貸与する取引をいいます。これは、リース契約上の諸条件に照らして、リース物件の所有権がユーザーに移転すると認められる「所有権移転ファイナンスリース」と、それ以外の「所有権移転外ファイナンスリース」に分類されます。また、リース取引とは、特定の物件の所有者たる貸手(リース会社)が、当該物件の借手(ユーザー)に対して、合意された期間において、それを使用収益する権利を与え、一方でユーザーは、合意された使用料をリース会社に支払う取引をいい、通常、「ファイナンスリース」と「オペレーティングリース」に分類されます。

一般にファイナンスリースの主な特徴として、
(1)借手(ユーザー)の希望する物件を、貸手(リース会社)が購入し、リース会社は該当物件を長期間ユーザーに貸与(リース)する
(2)ユーザーがリース期間中に支払うリース料で、物件の購入代金や金利固定資産税、損害保険料等のコストを実質的にユーザーが負担する(フルペイアウト)
(3)原則としてリース期間中において、ユーザーは契約を解約することができない(解約不能:ノンキャンセラブル)
(4)物件の保守や修繕義務は、ユーザーが負担する
(5)リース会社は、物件の瑕疵担保責任を負わない
などが挙げられます。

現在、ファイナンスリースの対象物件としては、コンピュータや通信機器、輸送設備、産業機械、工作機械、理化学器、医療機器、商業設備など、あらゆる分野にわたっており、またリース期間については、導入する設備機器の法定耐用年数を基準として決定されるため、フレキシブルに費用計画を立てることができます。

<ファイナンスリースの取引手順(例)>

1.設備等(リース物件)の選定
2.リースの申込み、ユーザーの信用等審査
3.リース契約の締結
4.リース物件の売買契約の締結
5.リース物件の搬入
6.リース物件の検査後、物件借受証を発行(リース開始)
7.リース物件の代金の支払い
8.リース物件の保守契約の締結