SWIFTアドレス

読み方: すいふとあどれす、すうぃふとあどれす
英語: SWIFT ADDRESS
分類: 識別コード

SWIFTアドレスは、「SWIFTコード」や「BICコード」とも呼ばれ、世界各地の銀行を特定するために、SWIFT(国際銀行間金融通信協会)が定めた金融機関識別コードをいいます。

現在、ISO(国際標準化機構)によって承認された金融機関識別コードの標準書式(ISO 9362)で、8桁または11桁のアルファベットと数字で構成されており、国際送金等において、相手方の銀行を特定する際に用いられています。

なお、米国においては、SWIFTアドレスと同じような役割をする「ABAコード(米国内の銀行が個別に保有する銀行番号)」があり、米国の銀行間や米国の銀行に送金する際には、ABAコードが主に用いられることが多いです。

目次:コンテンツ構成

SWIFTアドレスの構成について

SWIFTアドレスは、「8文字(8桁)」または「11文字(11桁)」で構成されており、以下のような仕組みになっています。通常、8桁のコードを与える場所は本店であることが多く、また11桁の場合、最後の3桁は支店コードなどで使われます(8桁を全店で使うことも多い)。

・最初の4文字:金融機関コード
・次の2文字:ISO国名略号
・次の2文字:所在地コード
・次の3文字(11桁の場合):任意付与

例えば、日本銀行のSWIFTアドレスは「BOJPJPJT」となっており、「BOJP」は「日本銀行」、「JP」は「日本」、「JT」は「所在地」を指します。

※8桁のコードで、11桁を求められた場合は、最後の3桁に「XXX」を付加する。

SWIFTアドレスの使用について

SWIFTアドレスは、外国為替において、銀行間の国際送金などで使用されています。

具体的には、国際送金の送金側は、SWIFTアドレスを使用することにより、受取人保有口座の銀行の固有コードを入力することで、通常、入力が要求される相手方の銀行名や支店名、所在地などの情報を省略し、より確実に、よりスピーディに送金処理を行うことができます。

ちなみに、国際送金などで、海外の銀行の該当コードを調べたい場合には、SWIFTのウェブサイトの「BIC search」で調べることができます。

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